2019年2月8日 17:00
【インタビュー】姫らしさ皆無のプリンセス、アンバー・ハード「“彼女の物語”を作りたい」
ただ、たまたま女性であるだけなの。こんな役を私はずっと望んできたの。映画の世界では珍しい役だから」。
「美しいだけで、騎士、ヒーロー、王子様に助けられるのがプリンセス。子どものころから、そんな物語にばかり触れてきたの。すっごくつまらなかった(笑)。だから、私はずっと王子様になりたかった。男の子になりたかったわけじゃなくて。
ただ、王子様の方が面白いことができそうだと思ったの」とも語るアンバー。だからこそ、「憧れの女性ヒーローも、物語の世界にはいなかった」と言い切る。
ゆくゆくは現実世界の“強い女性”を表現したい
「身近な存在で言えば、ママが私のヒーローかな。なのに、物語の世界に強い女性がいないなんて変よ。そんな状況が、最近になってようやく変わってきたと思う。いまの時代、物語を語ることは、変革を起こすことでもある。そこには力があるの。だから、私も声を上げる必要があれば上げる。
でも、望む声に応えてこなかったのが私たちの業界。女性を平等に描いてこなかったことも、賃金の問題もね。まだまだ世の中から遅れていると思う。いま始まったばかりなの」。
「私は『アクアマン』が本当に大好き。アドベンチャー大作として、作品の世界に逃避させてくれる素晴らしさがあるもの。