キレを封印して映画主演に初挑戦 カンニング竹山「この映画で人生観が変わった」
でもその痛さが、蔵之介さん曰く『竹山ようやった!』という意味だったらしくて嬉しかったですね」。
恐妻にもの言えない、そんな冴えない日々から一転、一人の少女を守るという“勝手な”使命感によって自らの正義へと突き進む須賀に呼応するように、本作を通して「人生観が変わった」と言う。
「映画というひとつのものを作る中で、自分が俳優の一員だというのを初めて感じて、純粋に楽しいと思いました。周りのキャスト陣やスタッフ陣に助けられたことへの感謝もありますし、これからも可能性があれば、現場に行って勉強させてくださいという気持ちになりました」。
現場を離れてからも、こんなエピソードが。
「プロモーションで名古屋の献血ルームに行ったときは考えさせられるものがありましたね。血液が重要なことは人より分かってるはずだったのに、自分は献血を町の風景の一つとしてしか考えてなくて。そこにいたかっこいい兄ちゃんとかギャルたちに理由を聞いたら『自分に出来ることはこんなんかな』って返ってきて、ああ捨てたもんじゃないなと思ったんです。
同時に、すぐに出来ることなのに面倒臭がってやらなかった自分は何だろうって」。
最後に、この映画を誰に観てほしいか?と聞くと「人間全員に観てほしい!」