2019年8月18日 19:00
傘が鋭い武器に!「リアルに描く」“生身”の圧倒的迫力映像『SHADOW/影武者』
イーモウ監督はカメラマンという自身のルーツに戻り、視覚効果とCGをほとんど使わないことを決意した”刃”と”刃”が、”生身”と”生身”が激しくぶつかり合うリアリティ溢れる戦闘シーンを作り上げた。
そして、革新的かつ“過剰なまでの武侠アクション”を活写した場面写真も併せて解禁に。企画の初期の段階でイーモウ監督から「アクションに関しては、VFXを多用した超人的・ファンタジー的な描写ではなく、リアルに描く」という方針が打ち出された。その意図は、名もなき存在、雑草のような存在でも、ヒーローになれることを描きたいという監督の思いからだという。
柔をもって剛を制す…ダンスのような動きも
例えば、傘での戦いは柔をもって剛を制すような、ダンスのような動きや仕草が要求されたが、最初はなかなか慣れず、俳優たちはゾンビのような動きになってしまったそう。しかし、トレーニングを積み重ねていく中、だんだんコツをつかんでいき、待ち時間に女性の仕草をまねたりもして、2、3日後には全員が大きな進歩を遂げたと製作スタッフは語る。また、本作でイーモウ監督が掲げた目標の1つに、“クラフトマンシップ”(職人技への回帰)がある。