くらし情報『坂本龍一「とてもノスタルジック」29歳新人監督の遺作『象は静かに座っている』公開決定』

2019年8月21日 14:00

坂本龍一「とてもノスタルジック」29歳新人監督の遺作『象は静かに座っている』公開決定

世界を熱狂させた魂の234分。」という衝撃的なコピーが記され、交わらない方向へ視線を投げる4人の登場人物たち、それぞれの人生が複雑に絡み合っていくことを暗示させる印象的なものとなっている。

併せて解禁された予告編では、フー・ボー監督が師と仰ぐ映画監督タル・ベーラからの「彼の映画は永遠に私たちと共にある。」という強烈なコメントが目に映る。中国の田舎町、孤独な“4人の運命”が交差するある1日の物語。音楽に呼応するように、それぞれにある想いを抱えた表情を浮かべ、ブー、リン、チェン、ジンの顔が順に映る。

また、プリミティブなサウンドで、シンプルながら耳に残る本作の楽曲を手掛けたのは、中国の人気バンド「ホァ・ルン」。規格外の長尺に、一切の妥協も見えない挑戦的な長回し、日中の自然光にこだわったライティング、細部に渡るこだわりを垣間見ることができる本映像。クライマックスになるにつれ、徐々に沈みゆく陽の光が、彼らの行く先に待ち受けるものを予感させている。坂本龍一(音楽家)
この映画のペースが好きだ。
4時間近くと長い映画だが、無駄なショットがあった記憶はない。昨今、目にすることの多い、金満でIT先進国で資本主義的な中国とは全く違った日常が映し出される。

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