2019年8月21日 19:00
「グロテスクさを全面に」ホラーファンも震撼する恐怖と不快感『ゴーストランドの惨劇』監督コメント到着
でも、家が精神的にひどく倒錯した場所だと伝わるようにするために、プロダクション・デザイナーが自宅から数十点の私物を持ってきてくれて私に選ばせてくれたんだ。そのほかに動物の頭部と一緒に装飾された子供の裸体なども製作したし、映画の中で深い不快感を生み出す一貫性のない要素で組み合わされた完全に退廃的で偶像破壊的な混乱の場所を用意した」とロジェ監督。「悪夢的なシーンは、現実の具現化であると理解できた瞬間に膝を打ったよ。一見普通に見えるものは実際、一番狂っている。そして真実を最も正確に映し出すんだ」と熱く語る。
「『ゴーストランドの惨劇』では、猛烈に度を越した騒々しい現実主義的な世界を創り上げることで新しいことを始めたかった」と明かし、「巨匠ジョセフ・ロージーがその映画に使っていなければ、『秘密の儀式』はぴったりの映画タイトルになっていただろう!」と、コアなホラーファンが「傑作」と評価する1968年のエリザベス・テイラー主演の映画を引き合いに出し、茶目っ気たっぷりに語る監督からはホラー映画への愛が溢れんばかり。8月9日に公開を迎えた本作は、『マーターズ』でその崇高なまでの残虐性に心を奪われた“ロジェファン”たちが劇場に殺到。