くらし情報『「恐れを受け入れてそれを乗り越えた人」ロザムンド・パイクが伝説の記者を語る『プライベート・ウォー』』

2019年8月23日 14:30

「恐れを受け入れてそれを乗り越えた人」ロザムンド・パイクが伝説の記者を語る『プライベート・ウォー』

2012年2月22日、シリア内戦が起きていたシリア・ホムス市で反政府勢力を取材。ババアム地区に駐留し、衛星電話を介してBBC、チャンネル4、CNNおよびITNニュースの4局同時出演し、「今日、幼い子どもが死ぬ現場に居合わせました。爆弾の金属片が当たった本当に恐ろしい状況でした。彼は小さなお腹を波打たせながら、死んでいきました」と命懸けでシリアの現状を伝えた。そして、その数時間後、シリア政府軍の砲弾を受けて死亡。享年56歳だった。彼女は、権威ある英国プレス賞海外記者賞を3度も受賞した唯一の記者でもあった。

黒い眼帯姿も特徴的な反逆精神溢れるメリーを全身全霊で演じ、第76回ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)主演女優賞にノミネートを果たしたロザムンドは、「本当にすばらしく特別な女性の物語です。
彼女は賢くて勇敢だけど普通の女性と同じような不安や悩みも抱えています」という。

「もしこれが聖人伝のようなものだったら私は関わりたいと思わなかったと思います。恐れを受け入れてそれを乗り越えた人だからこそすばらしいのです。恐れを知らない人の映画などおもしろくありません」と語り、メリーを「恐れを知っていてそれが毎日試される状況に自らを置く人」

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