くらし情報『スパイク・リーが描く戦場「彼らは、オバマへとつながってゆく進化の一部なんだ」』

2009年7月26日 23:15

スパイク・リーが描く戦場「彼らは、オバマへとつながってゆく進化の一部なんだ」

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)

現代のニューヨークで、一人の郵便局員が起こしたある殺人事件。その事件を解く鍵は、1944年のイタリア・トスカーナにあった――。第二次大戦下のイタリアにおける“セントアンナの虐殺事件”と黒人部隊“バッファロー・ソルジャー”にまつわるある奇跡を描いた『セントアンナの奇跡』。監督を務めるのはスパイク・リー。彼にとっては初めて戦争を描くことになった本作。そこに込めた思いとは?

「僕たちはこの映画が、バッファロー・ソルジャーについてだけの映画ではないと信じている」とスパイクは作品が問いかける、いくつもの問題についてこう語る。
「そこには当時、イタリアで起きていた様々な問題、自由を望む市民とムッソリーニのファシスト政権下にいたいと思う市民の間に起きた内乱も描かれている。また、僕と(脚本の)ジェームズ(・マクブライド)は、ナチのキャラクターを、出来るだけ多面的なものにしたいと思っていたんだ」。


イタリアでの撮影では、当時を知る老人たちが、何度も現場を訪れたという。
「彼らは大戦のときはまだ子供で、虐殺の生き残りだった。一人の年老いた女性が『バッファロー・ソルジャーのおかげで私は生き残ったの』と話しかけてきた。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.