2009年7月27日 21:46
メイド・イン・ジャパンのレザーで挑むサムライ、片山勇 その“男臭さ”の根源とは?
映画では、片山さんが中学生の頃に亡くなったお父さんの当時の年齢(42歳)を越えた、ということが重要なテーマの一つとして描かれている。監督は、この点についてこう語る。
「亡くなったお父さんが、年齢的にはだんだんお兄さんのようになって、やがて自分より年下になる。一人の人間に対する距離が変わっていくという部分が自然にこの映画のストーリーになっていきました。同時に、彼がなぜあんなに、血が繋がっているわけでもない自分のスタッフや知り合いのミュージシャンたちの世話を焼くのか、家族のように付き合うのかということが分かった気がしました」。
片山さんも、映画に参加する上で、当初から父の存在は頭にあったという。
「すごく意識はしてました。純粋に父親の年齢を越えたということで自分の中に変化も感じますし、それを映画で迎えるということで感じる変化もありました。
まさにこのときにちょうど映画を撮影していたということが、偶然なのか?それとも必然なのかは分からないですが…」。
そして、完成した作品について、2人からはこんなメッセージが。
「とにかく映像がきれいです。そういう部分がきっかけでもいいので、そこから『この人、男臭いな』だけでもいいので(笑)