2019年10月12日 16:30
イランの“表現の自由”と“女性の人生”描く『ある女優の不在』予告
やがてジャファリとパナヒは、イラン革命後に演じることを禁じられた往年のスター女優シャールザードにまつわる悲劇的な真実を探りあてていく…。
表現の自由を訴え続けるパナヒ監督が本作に込めたメッセージとは…?映像を通して伝わってくる表現者の悲痛な叫びに心揺さぶられる予告編となっている。
また、劇中にはイラン北西部の曲がりくねった道のショットが幾度となく登場する。その一寸先も見通せない険しい道は、イラン映画史をふり返ったパナヒ監督がそれぞれの時代における芸術家たちの苦難を象徴的に映像化したもの。そこには、フィクションとドキュメンタリーの垣根を軽々と超え、豊かな余白やメタファーによって観る者の想像力を刺激してやまないパナヒ監督の作家性が凝縮されている。
予告編と同時に場面写真4点も解禁。ジャファリが1人暗闇で佇む姿や子どもたちにサインを求められ笑顔で応える姿、パナヒ監督と並んで路上に座る姿などを収めている。
『ある女優の不在』は12月13日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)
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