くらし情報『「一人前に扱われたい」何も知らないジョジョ少年の本編映像到着『ジョジョ・ラビット』』

2019年12月24日 16:00

「一人前に扱われたい」何も知らないジョジョ少年の本編映像到着『ジョジョ・ラビット』

このシーンでもぴっちりと金髪を分け、もはや個性を失ったかのような大量の少年たちを“クローン”と呼んで皮肉を効かせているワイティティ監督は、「ジョジョがまだ何もわからない10歳の少年だということも重要だった。軍服に身を包み、一人前に扱われたいだけなんだ」という。

そして「実際にナチスは<かっこいいチーム>のメンバーになれると思わせて子どもを洗脳した。戦前のドイツ精神に関する書物をたくさん読んだよ。言うべきことを言うにはひるまずに決死の覚悟で書かなくてはいけない」と力を込めてコメント。

そんなワイティティ渾身の脚本には、ハリウッドのトップ女優スカーレット・ヨハンソンが「(演じたロージーは)とても先進的な女性で、あの暗い時代を明るく照らす。同時にジョジョのことは大きな包容力で守るの。活力があり謎めいてもいるけれど、何より大事なのは根性があることよ」と、その母親像に惚れ込んだよう。


また、『スリー・ビルボード』で第90回アカデミー賞助演男優賞を獲得したサム・ロックウェルも「監督の頭にあった方向性は普通じゃなかったね。主役がナチスシンパの少年と聞いて最初は混乱したが、すぐに寛容と家族と人間性の物語であるとわかった。

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