くらし情報『【インタビュー】『ミッドサマー』アリ・アスター監督、「自分が危機に瀕している方がいいものが書ける」』

2020年2月17日 19:00

【インタビュー】『ミッドサマー』アリ・アスター監督、「自分が危機に瀕している方がいいものが書ける」

『ミッドサマー』ではダニー、『ヘレディタリー/継承』では何人かに分けています。自分の持つ希望がない感じや、悲しみ、孤独、恐怖心を、キャラクターを通じて表現し、お客さんが何らかのカタルシスを得られるように物語を構成しています」と作品へのアプローチ方法を述べる。

劇中には前作同様、戦慄のシーンがいくつもあるが、アスター監督はイベント等で何度も「ホラー映画ではないんです」と強調する。その真意について「ホラー映画というラベルをつけてしまうと、それだけで『観ない』という方が一定数います。それはとても残念なことだと思うし、この映画はホラーが好きではない人にも楽しんでもらえる作品なんです」と持論を展開すると「確かに映画のなかには恐ろしいことが起きますが、ほとんどの映画にも恐怖はあります。そもそもこの映画にはホラーというラベルが適していないと思うし、ダークコメディという表現がしっくりくる作品です」と力説する。

色彩へのこだわり“死”の象徴は黄色と青

とは言いつつ、やはり暴力的なシーンや、ややグロテスクな描写は劇中登場する。この点について「そこにはただ恐ろしいという感情を植え付けようとしているのではなく、必然があります。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.