くらし情報『ピクサー作品に共通する“感動”の秘密とは?監督の個人的な体験から生まれた『2分の1の魔法』』

2020年2月27日 18:00

ピクサー作品に共通する“感動”の秘密とは?監督の個人的な体験から生まれた『2分の1の魔法』

本作もまた、ダン・スキャンロン監督の“父親を亡くした経験”を基に物語が作られている。ダン監督は1歳のころに父親を亡くしているが、大切な人を失うことは誰もが経験すると気づき、その経験を基に物語を膨らませていった。

ダン監督は「プロデューサーのコーリー・レイやフィルムメーカーたちと、映画のアイデアのために個人的な体験を語り合っている中で、僕が父親を亡くした経験が出てきたんです。大切な人を亡くした経験は誰にでもあるはずだし、僕の経験が映画になったことにすごく興奮しています。他のピクサー作品を同じくとても内面的なことを描いているからこそ、みんなが共感できるストーリーなんです」と、本作に込めた思いを明かしている。

そんな本作の主人公は、“一度でいいから父親に会いたい”と願う16歳の少年イアンだ。イアンは内気で、自分に自信がないが、実は隠れた魔法の才能を持っている。ダン監督はこの“魔法”という要素が、本作で父親との関係性を基に描く上でストーリー上に欠かせないものだったと語る。
幼いころ父親の声が入った1本のカセットテープが残されており、何回も繰り返し父親の声を聞いていたというダン監督。そこには「ハロー」

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