くらし情報『『ハスラーズ』『スキャンダル』『チャーリーズ・エンジェル』…女性の連帯描く映画のすすめ』

2020年3月8日 10:30

『ハスラーズ』『スキャンダル』『チャーリーズ・エンジェル』…女性の連帯描く映画のすすめ

それぞれ異なる立場にいる3人の女性たちが顔を揃えるのは唯一、あの異様なまでの緊迫感に溢れたエレベーターのシーンのみ。その後、同じ階で降りたある者はクビを宣告され、ある者はセクハラの被害に遭うのだ…。

権力を持った男性は密室での出来事に「そんなつもりはなかった」「うそだ」「勘違いだ」などと言うが、劇中にも登場する当事者の女性が見せる恐怖や憤り、悔しさが詰まった涙の意味を理解できる女性は多いはずだ。とはいえ、本作はセクハラ・パワハラ男を撃退して万事解決!一件落着!とはいかない。セクハラや性差別はいまも、そこら中に蔓延している。この瞬間にも同じ思いをしている女性たちがいる。女性たちの反撃を描きつつも、それぞれに守るべきものがある彼女たちが必ずしも一枚岩ではないこと、セクハラの加害者というのはその点を平然と突いてくることにも迫っている。

『チャーリーズ・エンジェル』現代版にアップデート

上記2作は実話がベースで、現実同様ほろ苦さが残るだけに、スカッとしたいならば締めにはこちらを。
1970年代後半、ウーマンリブの流れの中で誕生した「チャーリーズ・エンジェル」が2000年代初めの映画化に続く形で、“エンジェル”のひとりドリュー・バリモアが製作総指揮、『ピッチ・パーフェクト』エリザベス・バンクスが監督・脚本・製作で現代的に、よりスタイリッシュにアップデートされた。

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