【インタビュー】佐野勇斗×飯豊まりえ 桜の下の別れシーンでクランクアップ! 「家に帰ったら“ロス”がきた」
桜の木をもらったんですけど、家に帰って桜の木を見ると「さびしい…」ってなっちゃって。
佐野:キャストも仲良かったし、終わってからも何度もみんなでごはんに行ったりもしてるんですけど。
飯豊:それだけ楽しかった分、もうこの役を演じられないんだ…と思うとね。
佐野:僕も家に帰って、桜の木もあるし、出来上がった作品とかを見ると「もう終わっちゃったんだな」と来ましたね。でも、意外と切り替えが早いタイプなので(笑)…(飯豊さんに)「それがイヤだ」って言われました。「何でそんな切り替え早いの?」って。
飯豊:(寂しそうに)いいんですよ…(笑)。
そして2人とも、本作の結末は「ハッピーエンドだと思う」と笑う。
佐野:航太が最後は消えてしまうのでハッピーエンドではないと思う人もいるかもしれないですけど、僕的には航太のおかげじゃないけど、他の4人が抱えてきたモヤモヤを、航太がよみがえったことで晴らすことができたわけで、ハッピーエンドだと思いましたね。
飯豊:私も前向きな印象でした。この作品、ずっと「前を向け!」「笑顔で」「目は前にしかついてないんだから」とか、死んだはずの航太が言い続けてきて、それって一見、ネガティブな感じで捉えちゃうかもしれないけどそうじゃないんだよと。