【インタビュー】佐野勇斗×飯豊まりえ 桜の下の別れシーンでクランクアップ! 「家に帰ったら“ロス”がきた」
(航太がよみがえるという)ファンタジーが「この世界はもしかしたら明日終わっちゃうかもしれないから、前を向いて楽しんで!」ということを体感させつつ気づかせてくれると思うんですよね。
航太と芽衣がこのままずっと一緒にいられないのは切ないですけど、告白もできて、自分の思いも7年越しに伝えられて、結果的にすごく幸せに終われたんじゃないかなって思いますし、見てくださった人にとっても、背中を押してもらえるような、肯定してもらえるような物語になったんじゃないかと思います。
ファンタジードラマの良さ「いろんなことを気づかせてくれる」
佐野さんも飯豊さんも、本作に出演したことで気づかされたことが数多くあったという。
佐野:やっぱり、これはこの作品の藤野良太プロデューサーが伝えたかったことだと思うんですけど、いつ死ぬかわかんないから、好きな人に「好き」と伝えたり、家族に「ありがとう」と言うということは、いますぐにでもした方がいいなと。後回しにしたら、何が起こるかわかんないんだってことは改めて深く実感しましたね。
飯豊:私は、相手を好きになるということで、楽しい気持ちになるんだけど、絶対にどこかに寂しい思いがあるんだなって。