2020年5月27日 06:00
綾野剛×舘ひろしが初共演、『新聞記者』藤井道人監督が描く現代ヤクザの実像
現場では今までに感じた事の無い鼓動の連続で、毎日が走馬灯のようでした。
果てしなく目を背けたくなるような残酷さと、その体温を永遠と抱きしめ続けたくなるような心地よさ。
これが"家族"なのかと。
母、親父、兄弟、愛した女。過去から現在、人権と時代。そしてこれからの未来を生き抜く子供たち。
私達、藤井組は、その全てをひとつの映画に込めました。
幾度もの難関にも映画は私達を見放さず、見つめ続け、救ってくれた。
映画は私達にとって最後の"家族"です。
スタッフ、キャスト、家族のみんなで乗り越え導き出した愛の結晶。それが「ヤクザと家族 The Family」です。
どうか、どうか。家族を大切に。
■舘ひろし
「ヤクザ」という題材で家族の愛を描いた作品(脚本)に、大変興味を持ちました。
藤井監督は感情表現を繊細に演出し、俳優スタッフが一つとなり、丁寧に作品を作り上げていきます。
その姿勢に感銘を受けました。
綾野剛さんは、訴えかける目力が素晴らしい。いつも作品のこと、役柄を深く考えており、役の中をリアルに生きている、そんな俳優さんだと思います。とても刺激をもらいました。「ヤクザと家族 The Family」