2020年6月5日 12:00
映画から学ぶ「#Black Lives Matter」運動の重要性 “いま”こそ観るべき映画5選
米ミネソタ州ミネアポリスで、白人警官に膝で首を押さえつけられ亡くなった黒人男性ジョージ・フロイドさんの事件を受け、人種差別抗議運動「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」がかつてない高まりを見せている。
ビヨンセ、リアーナ、レディー・ガガ、アリアナ・グランデ、セレーナ・ゴメス、ビリー・アイリッシュら数多くのセレブが声を上げ、Netflix、Amazon、A24からディズニーなども次々に抗議を表明し、現地時間6月2日(火)には「#BlackOutTuesday」としてSNSが漆黒に染まるかつてない規模のムーブメントに発展。マイケル・B・ジョーダン主演『黒い司法 0%からの奇跡』が、アメリカ国内の全デジタル・プラットフォームで無料レンタル可能になるなど、エンタメ界も次々に賛同の声を上げている。
6月3日、イギリス・ロンドンで行われた抗議デモには『スター・ウォーズ』シリーズの若きスター、ジョン・ボイエガの姿もあり、「今後自分のキャリアがどうなってもいい」と時に言葉を詰ませながらパワフルに訴える姿が話題となっている。ボイエガは、『ゼロ・ダーク・サーティ』のキャスリン・ビグロー監督が1967年のデトロイト暴動の中で起きた白人警官による黒人青年たちへの理不尽な暴行や殺人を描いた『デトロイト』にも出演しており、根深い人種差別への強い思いがうかがえる。