くらし情報『伝説のダンサーが遺した魂を紡ぐ『イサドラの子どもたち』公開』

2020年7月2日 15:00

伝説のダンサーが遺した魂を紡ぐ『イサドラの子どもたち』公開

物語を綴るのは、それぞれ異なる身体・年齢・境遇にある4人の女たち。イサドラの自伝と舞踊譜をもとに「母」の踊りと向き合う、振付師のアガト。対話を通じて新しい「母」を共作する若きダンサーのマノンと振付師のマリカ。そして、「母」の公演を観劇したエルザは自らと重ね合わせながら今夜の記憶を反芻する。

悲しくも崇高な物語が、ミニマムな物語形式と情感溢れるカメラワークによって紡がれ、ロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービン(1872~1915)の楽曲が美しく彩る。その先鋭的な映画手法は、コンテンポラリーダンサーとしても活躍した監督だからこそなしえたもの。それはダンス映画の枠を超え、一篇の詩のように魅了する。

『イサドラの子どもたち』は9月26日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。


(text:cinemacafe.net)

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