2020年7月7日 19:30
アスペルガー症候群の友達と耳がきこえない監督の“心の越境”ドキュメンタリー『友達やめた。』予告編
撮ったものを画面で見て、更に編集することで客観的に見つめられると思ったのだ。「友達やめた。」は、こうして生まれた。
「いい○○(友達、家族、パートナー etc…)でありたい」と考える人は多いと思う。でも、自分の役割を果たさなければと、頑張りすぎてはいないだろうか。実際、私は「いい友達でいなきゃ」と、たくさんのことを飲み込み、我慢を続けて爆発した…。この映画が「○○でなければいけない」と自分で自分を縛りつけている縄をほどき、あなたが気にかけているあの人との人間関係を見直すきっかけになったら、こんなに嬉しいことはない。
出演者まあちゃん
初めて監督に会ったのは、12年前のこと。お互いあいさつ程度で、話した記憶はない。
わたしは監督が映画を作っている人だということを知っていたが、「食っていけてるんだろうかこの人は?」と思っていた。
意気投合してひんぱんに会うようになり、ちょいちょい「まあちゃんを撮りたい」と言い出すようになった。わたしに何のネタがあるのか?と、ほとんど聞き流していた。冗談で言ってるのだろうと思っていた。それぐらいの空気はわたしにだって読める。
わたしの知り合いの中で「いただきますを言わないから」