『赤い闇』監督、最初は乗り気ではなかった!? 脚本との出会い明かす
ソビエト連邦がひた隠しにした歴史の闇を照らし出す衝撃作『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』が、明日8月14日(金)より公開。この度、本作の監督アグニェシュカ・ホランドが作品の出会いをふり返るコメントがメイキング写真とともに到着した。
イギリスの俳優ジェームズ・ノートンが、若き英国人記者役で主演を務める本作は、スターリン体制下のソ連という大国に、命がけで立ち向かったあるジャーナリストの実話を描いた物語。
そして本作の監督を務めたのは、『僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ』『太陽と月に背いて』『ソハの地下水道』などを手掛け、米アカデミー賞ノミネート経験もあるホランド監督。
本作の脚本担当アンドレア・チャルーパは、ホランド監督の歴史的な映画や政治的発言を鑑み、映画化の話を持ち掛けたという。普段から歴史上の惨状を題材にした脚本が多く届き、チャルーパの執筆した本作もその多くの中のひとつ。
ホランド監督は「重要性は評価しますが、あまり気乗りしないものがほとんどです。忠実に再現するのは気が重いし、そういう脚本のほとんどがとても浅薄なのです」と言い、今回も当初は気乗りしなかったという。