人間ドラマ描かれる…物語の隠れた主役“ホテル”が舞台の映画5選
年齢、国籍を問わず、様々な人々が行き交うホテル。だからこそ巻き起こるハプニング、出会いと別れ、垣間見える様々な人間模様…。実は舞台となるホテルこそが、物語の隠れた主役でもある。今回は登場人物だけでなく、ホテルにも魅力を感じる傑作映画5作をピックアップした。
『ホテルローヤル』北国の湿原を望むラブホテルだけが知っている…
北海道、釧路湿原を望む高台のラブホテル「ホテルローヤル」。美大受験に失敗した雅代は居心地の悪さを感じながらも、家業のホテルを手伝うことに。アダルトグッズ会社の宮川(松山ケンイチ)への恋心を秘めつつ、甲斐性のない父(安田顕)に代わり継いだホテルで黙々と仕事をこなす日々。
そこには“非日常”を求めて様々な人が訪れるが、ある日、ホテルの一室で心中事件が起きてしまう。
桜木紫乃の自伝的小説が原作で、彼女の実家でもある「ホテルローヤル」の世界観は実際に桜木氏によって描き起こされた見取り図がもととなっている。
『THE 有頂天ホテル』偶然とハプニングが連続する2時間
新年のカウントダウンパーティーの時間が迫る都内の高級ホテル「ホテルアバンティ」。ホテルの威信に関わるパーティーを成功させることが副支配人の新堂(役所広司)