2020年9月14日 18:30
行定勲、香港の亡き大スター レスリー・チャンからの影響明かす『窮鼠はチーズの夢を見る』
自分が犠牲になって別れた方がいいのかと苦悩している。その逡巡する気持ちに『オルフェ』の登場人物たちの逡巡する気持ちと重なりぴったりだと思いました」と明かす。
そして、もう一つの理由として、「香港出身の俳優、レスリー・チャンとお会いした時に、好きな映画が『オルフェ』だと聞いたことがありました」と語る行定監督。
「彼はその時、自分は常に“自己犠牲”を意識して生きていると語っていました。社会に対して自分を偽って生きていることも含めて、何かのために自分を犠牲にしていると感じていた。その彼の寂しさや憂いがとても印象に残っていたんです。その姿が今ヶ瀬と重なりました」と、香港が生んだ大スターにして、いまは亡きレスリー・チャンとの秘話を打ち明けている。
『窮鼠はチーズの夢を見る』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)
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窮鼠はチーズの夢を見る 2020年9月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開
©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
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