2020年10月20日 19:00
カンヌ国際映画祭で上映、フィンランド発の愛と再生の物語…『ブレスレス』公開決定
2019年カンヌ国際映画祭監督週間で上映され注目を浴びたフィンランド映画『ブレスレス』(原題:DOGS DON’T WEAR PANTS)が日本公開決定。ポスタービジュアルと場面写真も到着した。
不慮の事故により突然妻を失った外科医のユハ。彼は妻を救えなかったという自責の念から、毎日を無気力で死んだように過ごしていた。十数年後、ふと迷い込んだSMクラブに、ボンデージ衣装に身を包んだドミナトリクス(女性の支配者)のモナがいた。客と間違えられたユハは、そこで思いもかけない体験をする。首を締められ酸欠状態の中、目の前に現れた映像は妻の死の直前の姿。僅かながらも生きる糧を見つけたユハは、その日を境に、モナの元に通いはじめる――。
失意の中を生きてきた男と、痛みを与えることでしか生きられない女…。出会ってしまった2つの悲しみは、誰にも奪えない唯一無二の愛へと発展していく。その斬新なストーリーと卓越した演出力、完成された映像美で多くの観客に衝撃と感動を与えた本作。
監督は、前作『2人だけの世界』がヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭ほか、世界40か国の映画祭で上映され、本国フィンランド・アカデミー賞(ユッシ賞)