2020年12月20日 14:00
『ニューヨーク 親切なロシア料理店』“影の主役”アンドレア・ライズボロー本作は「とてもリアル」
アンドレアは「ロネ、彼女の存在がこの作品全体に惹かれた理由。脚本を読んで群像劇の素晴らしさにも惹かれた。なんだか変わってて、それでいてとてもリアル。脚本としてはあまりないタイプだった」と作品の印象を話す。
また、「彼女は優れた監督。知性と気品があって、映画を作る際のそういう姿勢が好き」とシェルフィグ監督と仕事をしたかった理由を明かす。監督との間に絶対的な信頼があるときは、なんだって可能に思えると語る彼女は、シェルフィグ監督にはそれを感じたそう。「彼女は役者に最大限の自由をくれるけど、何が必要か、明確に説明してくれる。
全体像における位置付けをはっきりさせてくれる。明確なビジョンがあり、しかも心が優しくていつも寄り添ってくれる。この両面を持ち合わせた監督はそう多くないと思う。広い視野で全体像を捉えつつ、目の前の役者にも焦点を合わせられる」とその理由を説明。
アリスについては「世間を見ているからこそ、彼女は無私無欲で周りの人を助けたいという欲求がある」と話し、またピュアな人だとも語っている。そして演じるにあたって、「アリスがどんな人か話し合ってはいない」と言い、監督との信頼関係、アリスへの理解があったから言葉は必要なかったのだという。