くらし情報『ハリウッドがパンデミックで迫られる変革、現実味帯びる配信による「ニューノーマル」』

2020年12月30日 16:00

ハリウッドがパンデミックで迫られる変革、現実味帯びる配信による「ニューノーマル」

ウェス・アンダーソンの『The French Dispatch』(原題)、あるいはドゥニ・ヴィルヌーヴの『DUNE/デューン 砂の惑星』で、ティモシー・シャラメは念願のオスカーを手にすることになったかもしれない。

2020年3月以降、映画を取り巻く環境、特に「劇場で観る映画」を取り巻く環境は大きく変わった。本稿では「主に北米をはじめとする海外」と「日本」、それぞれの映画界で2020年に起こったことについて、前後編に分けて振り返っていきたい。どうして分ける必要があるのかは、後編の最後まで読んでもらえればわかっていただけるはずだ。少なくとも現時点では、その深刻さにはあまりにも大きなギャップがある。

3月以降にアメリカ各地で映画館が閉鎖された後、ハリウッド・メジャーで最も早く大きく動いたのはユニバーサル・ピクチャーズだった。ファミリー向けのアニメーション作品『トロールズ ミュージック☆パワー』を全米公開予定日の4月10日、同日にPVOD(通常よりも高い価格設定のビデオ・オン・デマンド)で配信リリース。それが収益的に一定の成功を収めると、今後は映画館の営業が平常化してからも、配信と映画館の両方で映画を公開する予定であることを発表。

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