2021年1月25日 07:45
【インタビュー】有村架純、菅田将暉との共演で芽生えた責任感「自分たちが次の時代を作っていく」
坂元裕二の「設定に頼らない」姿勢に共鳴
「撮影前に『坂元さんにとって「花束みたいな恋をした」はどういった作品ですか?』と聞いたら、『日記のようなお話です』とおっしゃっていたんです」と語る有村さん。
「坂元さんの『麦(菅田さん)と、絹(有村さん)は、ある意味出会ってしまったことが悲しい運命だったのかもしれない』という言葉が、すごく印象に残っています。お互いの好きなものを全部共有してしまったし、多分この先も何かに触れた時に必ず思い出す存在になったはず。自分が好きだったはずのものが、ちょっと切ない思い出になってしまった――。そういう切なさは、坂元さんにしか表せられないものだと思います」。
有村さんと坂元さんといえば、名作ドラマと名高い「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(16)に続くタッグ。「完成版を一緒に観たのですが、『すごく良かった』と言ってくれて、だけど私に対して『今でもよく分からない人で、できればずっと知りたくない』とおっしゃっていました」と明かす。「坂元さんの中でどんどん想像して創作していってほしいなと思ったので、『知らないままでいてください』と伝えました」とほほ笑む有村さんの“返し”も見事で、早くも3回目のコラボレーションへの期待が高まるところ(ちなみに、今回の菅田さんと有村さんは、当て書き(役者を想定して脚本を書くこと)