2021年2月12日 14:00
ここでしか出会えない!2021年もアップデートされ続けるミニシアター作品
シネマカフェ2月の特集は「ミニシアターの魅力」。コロナ禍、「SAVE the CINEMA」として所属や分野を超えた映画監督やクリエイターたちが連帯したことも話題を呼んでいるミニシアター。それぞれ劇場独自の視点から選ばれ上映される映画は、世界中の“いま”を映し出し、これまで知らなかった価値観や文化、革新的な映像表現など新たな驚きや感動、問題意識に出会える作品ばかり。
街の雰囲気さえも演出にする気鋭監督の最新作に酔いしれたり、思いもよらない設定やストーリーに脳内をかき乱されたり…ときには、語り継がれるカルト作がミニシアターから生まれることも。そこで今回は、3月以降の注目作をピックアップしてみた。
『フィールズ・グッド・マン』ヘイトシンボルになったカエルを取り戻せ!
3月12日(金)よりユーロスペース、新宿シネマカリテほか全国順次公開
漫画「ボーイズ・クラブ」に登場し、大人気となったカエルの主人公ぺぺ。だが、いつからかペペのセリフ「feels good man(気持ちいいぜ)」が“ネットミーム”として悪用されはじめ、2016年の米大統領選時には匿名掲示板「4chan」で人種差別や白人至上主義のイメージとともに大拡散。