2021年5月29日 14:00
バラが咲き誇る季節に公開!フランスと日本の2作品、主演の魅力を監督が語る
カトリーヌはこのすべての要素を持ち合わせていて、役柄を自分の体の中に取り込むこともできるのです。荒っぽく気楽な演技に、洗練された上品さも加えることができる。エヴというキャラクターにとって素晴らしい長所です」と語る。
秦建日子監督「最高の歌手であると同時にコメディエンヌとしても日本の最高峰」
「夜明けのスキャット」でデビューしてから2019年に50年を迎え、コンサートツアー、ひとり芝居など、現在も精力的に活動する由紀さおりの映画初主演となる本作は、不可能の代名詞といわれた「青いバラ」を品種改良により生み出した実在のバラ育種家の女性をモデルに、いくつになっても夢を諦めない人生の素晴らしさを描く。
「アンフェア」の原作者にして、『キスできる餃子』『クハナ!』でもメガホンをとってきた秦監督は、「岐阜県の大野町には、世界で初めて青い薔薇を作られた育種家の河本純子さんという方がいらっしゃいます。河本純子さんの偉業によって、青い薔薇の花言葉が『不可能』から『奇跡は起きる』に変わりました。そのエピソードを聞いて私は心から感動しました」と語る。
「今回、由紀さおりさんには、その河本純子さんをモデルにした『冬子』という女性を演じていただきました。