くらし情報『『あの夏のルカ』監督がシー・モンスターへ込めた思いとは…?』

2021年6月20日 18:00

『あの夏のルカ』監督がシー・モンスターへ込めた思いとは…?

想像上の生き物であるが、ドクター監督が誰も見たことがない“存在しないもの”であっても、姿かたちを与え誰もが共感できるキャラクターを作り上げてきたように、“水が乾くと人間の姿に変わる”という性質にリアルさを感じられるように、イグアナやイカ、タコといった生き物を観察し、この物語だけのシー・モンスターを作り上げた。

「漁師の町では海に関するミステリーがたくさんあり、“あそこには行くな。海のドラゴンが出るから”と言われたものです」とふり返るカサローザ監督は、「少年時代の僕と親友のアルベルトはどちらもちょっとはみ出し者で、負け犬のように感じていました。クールな子供ではなく、ほかの子供とちょっと違っているのを表現するために、シー・モンスターを使おうと思ったのです」とキャラクターへ込めた思いを明かす。

そして、シー・モンスターのルカとアルベルトは、本当の姿を隠して人間の世界へ紛れ込むが、シー・モンスターと人間は、お互いに恐れあっている…というのが本作の設定。カサローザ監督は、この関係性はいまを生きる人々にも重ねることが出来るといい、「自分と違うものを“シー・モンスター”になぞらえることが出来るのではないでしょうか。

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