くらし情報『黒澤明監督『羅生門』スタイルを採用、5つの視点で描く『悪なき殺人』12月公開』

2021年10月26日 08:00

黒澤明監督『羅生門』スタイルを採用、5つの視点で描く『悪なき殺人』12月公開

Photo by cinemacafe.net


第32回東京国際映画祭にて『動物だけが知っている』(仮題/原題:Only The Animals)というタイトルで上映され、観客賞と最優秀女優賞(ナディア・テレスキウィッツ)を受賞した驚愕のミステリーが、日本版タイトルを『悪なき殺人』として12月3日(金)より公開されることが決定。監督ドミニク・モルは黒澤明監督の『羅生門』スタイルを採用していたことが明らかとなった。

フランスの山間の人里離れた町で、吹雪の夜にある女性が行方不明となる事件が発生。この失踪事件を軸に5人の男女が思いもよらない形で繋がっていき、フランスからアフリカへとまたがる壮大なミステリーに発展、事件に絡んでいた事実が次第に明らかになっていく…。幾重にも重なる「偶然」という「必然」を通して、人間の本能と滑稽さをも内包した極上のサスペンスドラマが繰り広げられる。


黒澤明監督『羅生門』スタイルを採用、5つの視点で描く『悪なき殺人』12月公開

映画『羅生門』(1950)では、被害者、被害者の妻、加害者の盗賊が三者三様の証言をし、事件の捜査が行き詰まってしまうという、同じストーリーが3つの異なる視点で描かれている。この手法をクエンティン・タランティーノ監督が“羅生門スタイル”と呼び、彼の作品『ジャッキー・ブラウン』(1997)

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