くらし情報『黒澤明監督『羅生門』スタイルを採用、5つの視点で描く『悪なき殺人』12月公開』

2021年10月26日 08:00

黒澤明監督『羅生門』スタイルを採用、5つの視点で描く『悪なき殺人』12月公開

にも採用。また、リドリー・スコット監督、マット・デイモン&ベン・アフレック脚本・出演の『最後の決闘裁判』においても採用されている。

黒澤明監督『羅生門』スタイルを採用、5つの視点で描く『悪なき殺人』12月公開

本作はこのスタイルを取り入れながらも、「5つの視点は不揃いで絡み合っている。だが、必ずしもすべてを同じ時間を描いている訳ではない。あるチャプターでは時系列を遡る等、同じ時間を繰り返し描くというよりも、ストーリーに遊び心を持たせ、より洗練された作品に仕上げることができた」とドミニク監督は語っている。3つの視点を5つの視点にした上、時間を遡るという新しい手法が加わり、真実に対して違った角度からスポットライトが当たっていく。


黒澤明監督『羅生門』スタイルを採用、5つの視点で描く『悪なき殺人』12月公開

登場人物の視点が変わっても、基準点として“吹雪の夜に姿を消したエヴリーヌの失踪事件”という軸がどのチャプターにも共通に存在する。そして最終的に、全ての伏線は回収され、5つの異なる視点が見事に集結する構成力は秀逸。
黒澤明監督『羅生門』スタイルを採用、5つの視点で描く『悪なき殺人』12月公開

『ジャッキー・ブラウン』に、時間を遡るデイヴィッド・フィンチャーの『ゴーン・ガール』の要素を彷彿とさせながら、小さなミステリーがやがて世界を跨ぐストーリーに発展していく様は、ハリウッド・レポーターから「『ファーゴ』と『バベル』を掛け合わせた作品」

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