2021年12月9日 12:15
オーウェン・ウィルソン、自転車に乗って街をレポート『フレンチ・ディスパッチ』ストーリー予告&場面写真
予告映像では、“訪れた街の最も物騒な顔に惹かれる”という性格のサゼラックらしい切り口で街の怪しい地区を軽快な口ぶりで説明。ビル・マーレイ演じる、アンニュイ・シュール・ブラゼを愛する編集長アーサー・ハウイッツァー・Jrが記事原稿を読み、「花屋を加えては?」「美しいところとか?」と提案するも、サゼラックは「イヤだ」「花は嫌いだ」とバッサリ。自由気ままなキャラクターや、画角や色味を工夫した演出などウェス・アンダーソンらしい作風に加え、舞台となっているフランスの詩的な情景も描き出された映像となっている。
劇中、それぞれの記者をメインとした物語が次々と展開する本作についてウェス・アンダーソン監督は「短編のオムニバス映画を撮ることが長年の夢でした。『ニューヨーカー』と出版界で著名な記者に触発された映画です。長年にわたりフランスに住んでいましたので、フランスの映画、特にフランス映画に関係する映画を撮りたいとずっと思っていました」と熱い想いを吐露。さらにはウェス作品常連俳優でありながら、学生時代からの親友でもあるオーウェン・ウィルソンは「大学で相部屋だったとき、アンダーソンはいつも『ニューヨーカー』を読んでいました。