2022年1月7日 17:00
『ユンヒへ』ほか注目作続々!東アジア発レズビアンを描いたクィア映画
監督・脚本は、本作が長編2作目となる新鋭のイム・デヒョン。東アジアにおける中年女性たちの同性愛と、彼女たちが経験してきた抑圧を真摯に描き出す。これまで韓国ではほとんど描かれてこなかった中年女性同士の同性愛をテーマに取り上げ、主演に韓国を代表する俳優のひとりであるキム・ヒエを起用。イム・デヒョン監督は「誰でも見られるレズビアンのラブストーリーを作りたいという欲求がずっと前からありました」と語る。
そんな本作に、同じくレズビアンが主人公になる『春原さんのうた』の公開を控える映画監督の杉田協士は、「雪の海沿いを走るあの列車の窓から見える景色は誰のものでもなくて、だから誰もがいつかと夢見ることができる」とコメントを寄せている。
■『春原さんのうた』1月8日(土)よりポレポレ東中野ほかにて公開
美術館での仕事を辞めてカフェでのアルバイトを始めた沙知(荒木知佳)は常連客から勧められたアパートの部屋に引越しをする。そこでの新しい生活を始めた沙知だったが、心にはもう会うことの叶わないパートナーの姿が残っている。そんな沙知の日々のささやかな暮らしを続ける姿をただ見つめていく。
歌人の東直子による第一歌集「春原さんのリコーダー」