2022年3月20日 11:00
NHKよるドラ「恋せぬふたり」で“当たり前”を見直そう 考証・中村健、企画・演出の押田友太が登壇<アーカイブ>
3月21日に最終回を迎えるNHKよるドラ「恋せぬふたり」。岸井ゆきのと高橋一生をW主演に迎えた本作は、他者に恋愛感情を抱かない「アロマンティック」であり、他者に性的に惹かれない「アセクシュアル」という双方の面を持つ「アロマンティック・アセクシュアル」のふたりが主人公。
シネマカフェでは「Let’s Keep Updated」と題して、映画やドラマをきっかけに従来の価値観や知識のアップデートをトークしながら考えるオンラインイベントを開催してきたが、今回はこの「恋せぬふたり」にてアロマンティック・アセクシュアル考証を担当する中村健さんと、企画・演出の押田友太さんを迎え、本作が立ち上がった経緯や作品の魅力について、また、印象的なシーンなどについてたっぷりと語ってもらった。
企画の立ち上げ…「恋愛をしないドラマがあってもいい」
物語は、「まるまるスーパー」の営業企画部に務める兒玉咲子(岸井ゆきの)が会社や家での出来事をきっかけに「恋愛しないわからないおかしい」とネットで検索し、「恋愛しないことはおかしいことじゃない」と力説するブログと出会うところから始まる。そのブログ主こそ、店舗勤務で野菜売場担当の高橋羽(さとる/高橋一生)。