くらし情報『【インタビュー】広瀬すず&松坂桃李、キャリア史上最難関の“役”に挑み辿り着いた答えとは』

2022年5月13日 07:45

【インタビュー】広瀬すず&松坂桃李、キャリア史上最難関の“役”に挑み辿り着いた答えとは

松坂:文にとって、更紗と出会えて初めて自由や解放感を得られたぶん、別れてから15年間はその幸福感を力強く握りしめ、苦しい日々を過ごしていたところはあると思います。それが再会したときに、「ひょっとして更紗も同じような時間を過ごしていたのではないか」と感じられる。玉季とすずちゃんの二人が演じてはいましたが、僕にはちゃんとつながって見えて、すごく心強かったです。

広瀬:ただ私としては、やっぱり10代の頃の文との楽しい時間を皮膚感覚として感じられていなかったのが大変でした。途中で李さんに「桃李くんに聞いたら?温度差を感じる」と言われて、桃李さんにお聞きしましたね。そこで桃李さんが教えて下さった言葉を15年ぶん経年させるというか、部分部分で覚えていたり、瞬間瞬間で感じたことが残っているという状態にしないといけない。

自分の想像と桃李さんからもらった文の言葉、色々リンクさせていくのはすごく難しくて、つかめるまではひたすら苦しかったです。涙腺がプツンと切れてしまって、何をやっても涙が出てきちゃう状態になってしまい、毎回本番前に李さんに「泣くなよ、強くいるんだ」と声をかけられていました。


――広瀬さんは『怒り』から約6年ぶりの李監督とのタッグですね。

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