シネマカフェ的海外ドラマvol.153　「SATC」が教えてくれた喜怒哀楽　最終回

（Photo：cinemacafe.net）

映画版第2作公開記念！ 「SATC」特集最終回は“「SATC」が教えてくれた楽”、すなわち“楽しさ”のお話です。とは言え、「SATC」が教えてくれた楽しいことは数え切れないほどなのですが…。

シリーズ当初、ニューヨークに暮らす30代独身女性4人の恋と仕事、さらにはセックス事情を赤裸々に描く形で始まった「SATC」。そのため、TVドラマとは思えないほど過激なセックスシーンも話題になりました。そもそも、「SATC」の放送局であるケーブル局HBOが規制の少ない有料チャンネルの利を活かし、地上波チャンネルとの違いを見せつけたのもこの頃から。同じHBOで放送された「ザ・ソプラノズ」からSHOWTIMEの「Lの世界」、「THE TUDORS〜背徳の王冠〜」、最新ドラマの「True Blood」（HBOで放送中）まで、赤裸々なセックスシーンはいまやすっかり当たり前になった表現方法のひとつではありますが、ブランチの場で昨日のお相手についておおっぴらに語る4人の会話や、一夜限りの関係を楽しむサマンサの奔放さに注目が集まったのも「SATC」の歴史の一部です。

…というように、セックスや男性の話題に花を咲かせる楽しさを教えてくれたのも「SATC」