中国青春映画の名作『太陽の少年』が4Kレストア版で10月公開決定
『鬼が来た!』のチアン・ウェン監督作『太陽の少年<4Kレストア完全版>』が10月18日(金)より全国順次公開されることが分かった。
1970年代、文化大革命下の北京。中学生のシャオチュンは幼なじみの悪友たちと町を闊歩し、労働や下放で大人たちが不在の家に合鍵を作って忍び込んだりしていた。ある日、シャオチュンは忍び込んだ家で水着の少女の写真を発見。彼女が仲間たちの間で話題になっているミーランであることが分かると、シャオチュンは彼女を探し出し、やがて2人は暇があれば会うようになる。
だが、ミーランを仲間たちに紹介すると、シャオチュンの兄貴分のイクーがミーランと接近するようになり、シャオチュンの心は騒いでいく…。
本作は、「初恋」「記憶」「夏」の3つの要素で構成された青春映画で、ヴェネチア国際映画祭で主演男優賞を受賞したシア・ユイが出演。撮影は『さらば、わが愛/覇王別姫』のクー・チャンウェイが担当している。
製作から30年、今回の4K修復版では、失われていた約10分のシーンも復活し、完全版として上映される。世界中で熱狂的に支持された本作が、4K修復による高画質化と失われたシーンの復活により、新たな魅力が加わることが期待される。