塩野瑛久、初出演大河ドラマ「光る君へ」をふり返る「積み上げてきたものを肯定してあげられる機会に」
吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」より、今回で最期を迎えた一条天皇役・塩野瑛久のコメントが到着した。
今夜放送の第40回「君を置きて」にて、32年の生涯を閉じた一条天皇。第15回で初登場し、定子を寵愛するが、のちに彰子も入内し、世継ぎをめぐる政争に巻き込まれていった。

「定子の前で笛を奏で、共に雪を眺めて笑い合っていた華やかな日々は思ったよりもあっという間に過ぎてしまい、それからは眉間に皺を寄せ苦悩する時間の方が長かったように思います」とふり返った塩野は、「一条を心から慕ってくれた彰子、そして一条の愛を一身に受け止めてくれた定子には感謝の気持ちでいっぱいです」と思いを明かす。

また「自分の笛の音を劇中で使っていただけた時、芸能考証・指導の友吉鶴心さん、雅楽指導の稲葉明徳さんがとても喜んでくださった時はすごく嬉しかったです。とても丁寧に優しく教えて下さったおかげだと思っています。そして彰子に会いに藤壺に渡る一条天皇のシーンで雪の演出を加えてくださった中泉監督のおかげで定子に対する想いに、より解像度が上がり印象的なシーンになったことも思い出深いです」と撮影時のエピソードを披露。