『ノー・アザー・ランド』パレスチナの現実と連帯する青年たちの場面写真一挙解禁
右端のラケル・ゾールは、エルサレムを拠点に活動するイスラエル人の撮影監督・編集者・ディレクターだ。
バゼル・エイドラとハムダーン・バラールはイスラエルに入国できないため、本作のために4人が撮影した膨大な映像の編集作業はバゼル・エイドラの家に集まって行われたという。
4人は共同で監督声明を発表し「本作を共同制作した理由は、マサーフェル・ヤッタで今まさに進行しているパレスチナ人の強制追放を阻止し、現代にもはびこるアパルトヘイトの現実に、壁の両方から、不平等を映し出すことによって抵抗したいからです」とコメントしている。
また、今年2月に行われたベルリン国際映画祭には4人そろって参加。世界中の話題をさらった受賞スピーチにおいて、バセル・エイドラ監督は「ガザで何万人もの人々がイスラエル軍により虐殺されているこの状況で、この受賞を喜ぶことはできません。私の故郷マサーフェル・ヤッタもブルドーザーで破壊され続けています。ドイツの皆さん、ここベルリンにいる皆さんにお願いです。イスラエルへの武器提供を止めてください」と観客に連帯や行動を呼びかけた。
そして、ユーバール・アブラハムは「バゼルと私は同じ年で、私はイスラエル人、彼はパレスチナ人です。