第50回ロサンゼルス映画批評家協会賞発表 作品賞は『ANORA アノーラ』
8日(現地時間)、第50回ロサンゼルス映画批評家協会賞が発表された。
作品賞は、ショーン・ベイカー監督の『ANORA アノーラ』。ロシアの大富豪の息子と恋に落ちたストリッパーダンサー、アノーラを描いた作品で、今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。ほかにも様々な映画祭、映画賞にノミネートや受賞を果たしている。
ロサンゼルス映画批評家協会賞の作品賞に選ばれた作品は、ほぼ毎年アカデミー賞の作品賞にもノミネート、あるいは受賞している。昨年受賞した『関心領域』はアカデミー賞の作品賞にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞した。
日本人は、濱口竜介監督作『悪は存在しない』の石橋英子が音楽賞の次点に選ばれた。
主な受賞リストは以下の通り。
作品賞
受賞『ANORA アノーラ』
次点『ブルータリスト』
監督賞
受賞モハマド・ラスロフ『The Seed of the Sacred Fig』
次点ショーン・ベイカー『ANORA アノーラ』
主演賞
受賞マリアンヌ・ジャン=バプティスト『Hard Truth』、マイキー・マディソン『ANORA アノーラ』
次点デミ・ムーア『The Substance』、フェルナンダ・トーレス『I’m Still Here』
助演賞
受賞ユーリー・ボリソフ『ANORA アノーラ』、キーラン・カルキン『リアル・ペイン~心の旅~』
次点クラレンス・マクリン『Sing Sing』、アダム・ピアソン『A Different Man』
脚本賞
受賞ジェシー・アイゼンバーグ『リアル・ペイン~心の旅~』
次点ショーン・ベイカー『ANORA アノーラ』
音楽賞
受賞トレント・レズナー&アッティカス・ロス『チャレンジャーズ』
次点石橋英子『悪は存在しない』
(賀来比呂美)