デヴィッド・リンチを世に知らしめた『ブルーベルベット』4Kリマスター版で限定公開
デヴィッド・リンチ監督がその名を世界に轟かせ不動のものにした代表作『ブルーベルベット』(1986)が4Kリマスター版になり、2月7日(金)より新宿シネマカリテにて限定公開決定。併せてキービジュアルと場面写真7点が解禁となった。
舞台は、美しい田舎町ランバートン。平凡な大学生のジェフリーは、急病で倒れた父を病院に見舞った帰り道、家の近くの草むらで切断された人間の片耳を拾う。

父親の友人であるウィリアムズ刑事に耳を届けたときに「この件には、これ以上深入りしないように」と忠告されるが、刑事の娘サンディから「キャバレーの女性歌手ドロシーが関わっているらしい」と聞く。
異様な体験に強く魅了されたジェフリーは真相を追い、手がかりを探しにドロシーの留守宅にこっそりと忍び込み、犯罪と暴力、倒錯した愛欲が渦巻くアブノーマルな夜の世界へと迷い込んでいく。

鮮烈なエロスとバイオレンス、深い陶酔へと導くフェティッシュな映像美。鬼才デヴィッド・リンチ監督が悪夢的センスを開花させ、その名を不動のものとした代表作の1つとなる本作。

好奇心から禁断の扉を開く無垢な主人公に「ツイン・ピークス」のカイル・マクラクラン、3月公開『教皇選挙』など現在も活躍する妖艶なイザベラ・ロッセリーニと、怪優デニス・ホッパーが歪んだ退廃を体現する。