『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと』山田あかね監督が明かす“悲劇”の特別映像
日本人監督山田あかねが戦禍のウクライナで撮影した新作ドキュメンタリー映画『犬と戦争ウクライナで私が見たこと』から特別映像が解禁された。
2022年2月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、その約1か月後に山田あかね監督はウクライナ入り。取材を進めるうちに、ある動画をきっかけに、ロシア軍に占領された街・ボロディアンカで起きた、犬をめぐる惨劇を知ることになる。
今回は、その《ボロディアンカの悲劇》の真相に迫る本編映像を解禁。ウクライナの首都・キーウ近郊にある「ボロディアンカ」は、ロシア軍に2022年2月末からおよそ1か月占領された。同じく、占領中に民間人が多数虐殺されたブチャに隣接。アーティストのバンクシーが訪れ、爆破された建物にプーチンを描いたことでも知られる。

事件が起こったのは、犬の公営シェルターで、最初に事件の動画を見せてくれたのは、ポーランドの動物愛護団体のメンバー。動画に映っていたのは、おびただしい数の犬たちの無惨な姿。その動画に衝撃を受けた山田監督は、真相を知るために3年間、ウクライナに通うことに。
1年かけて動画を撮影した人物を探し出し、シェルターで働いていたボランティア女性たちにたどり着く。