『犬と戦争』完成披露 山田あかね監督「なかったことにはしたくない」支援のクラファンも開始
2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻からまもなく3年、ドキュメンタリー映像作家の山田あかねが監督を務めるドキュメンタリー映画『犬と戦争ウクライナで私が見たこと』の完成披露試写会が実施され、山田監督とセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使が舞台挨拶に登壇した。
現地に赴き、約3年に渡り取材を続けた山田監督は、完成披露試写会という日を迎え、「最初は映画を撮ろうと思って行ったわけではなく、とりあえず撮影しようと決めて行きました。3年が経ち、映画が完成して“嬉しいです”と言ってしまうと、今も戦争が続いているので素直に“嬉しい”とは言えないのですが、完成した映画を皆さんに観ていただけたらと思います」と葛藤する正直な気持ちを語った。

■「動物たちも被害者」駐日ウクライナ大使が思い語る
そして今回、駐日ウクライナ大使を務めるセルギー・コルスンスキー氏が本作の応援に駆けつけた。
すでに本作を鑑賞している大使は、観客へ向けてウクライナの現状を交えながら、「この映画は、実は鑑賞中に辛い気持ちになる部分もあります。皆さんがご存知の通り、ロシアがウクライナに対して戦争を仕掛けてから、3年が経とうとしております。