2020年1月2日 11:00
スマホの世界で新たな勝負へ…『ザ・ノンフィクション』元CP張江泰之氏、フジ退社で“全方位外交”
もう1つの理由は、テレビというメディアへの危機感だ。「もちろん、生命を預かる災害報道や人々を熱狂させるスポーツ中継とか、大事な役割を果たしているんですけど、若者や子供たちを中心にテレビが見られなくなっている。向こうから降ってこられるコンテンツより、自分で取りに行くのが当たり前になっていくのが避けがたいことになっているじゃないですか。そうなったときに、スマホという新しいメディアが出てきた以上、そこで自分の可能性をぶつけたみたいと思ったんです」と決意した。
○■女性タレントに芸人、格闘家も
そうして飛び出した先のフィールドの1つが、YouTube。テレビマン時代に培った人脈を生かし、芸能事務所とコラボレーションしてタレントをYouTuber化する事業を進めている。『ザ・ノンフィクション』で美容整形を公表して大きな話題となった有村藍里が、ただただ散歩している様子を映し出した「おさんぽ あいり ちゃんねる」(毎週月曜19時更新)は、すでに登録者数1万人を超えた。今後も、インスタグラムでフォロワー60万人に迫る女性タレントや、高学歴のお笑い芸人、格闘家などを計画しており、「カジサックさん(キングコング・梶原雄太)