くらし情報『「ほぼ日手帳」を生んだ糸井重里が考える、"デジタル"時代に"アナログ"な文房具が進むべき先は?』

2014年8月28日 09:00

「ほぼ日手帳」を生んだ糸井重里が考える、"デジタル"時代に"アナログ"な文房具が進むべき先は?

このシリーズが生まれたいきさつをお教えください。

「ほぼ日手帳」は、全体的にほかの手帳より高いと言われますが、高いぶんだけ僕らもちょっと自信があると言いますか、価格を上回る商品づくりをしているつもりです。ですが今回、若い人への(ほぼ日手帳の)入り口を広げようと思って作ったのが「SSACK」です。パソコンなどで、スチューデントモデルが出るのと同じような感覚かもしれません。

名前は活動的なリュックサックのイメージから来ていて、素材も丈夫で、機能性みたいなものをつめこんだ、"大事にしない人を大事にしたい"というような製品です。この真逆にあるのが、革のカバーと言えますね。

――そんな経緯で生まれたものだったんですね。確かに定番の型のカバーよりはやや安価(1,296円)ですが、デザイナーの佐藤卓さんが開発に携わったということもあり、デザイン性に敏感な人に向けたものだと思っていました。
位置づけとしてはあくまで廉価版ということなんでしょうか。

そうなんです。でも、廉価版を出すときに、ちゃんとした良いデザインにしないとかっこ悪いし、「こんなんでいいだろ?」という雰囲気になってしまったら嫌ですから。

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