2014年10月10日 12:00
『放送禁止』の長江俊和監督「製作側が楽しんで作らないと、なかなか革命は起こせない」
自分たちがわりと楽しんで作っていて、最初からやり逃げというか、楽しければいいや。好きなことをやろう、というスタンスでした。でも、続けていくうちにネットで「また見たい」という意見が入ったり、クレームが入ったりして、徐々に認知されていった感じです。
――「放送禁止」の内容が、ドキュメンタリーだと錯覚した視聴者から、クレームが入ったりもしたそうですね。
クレームは多かったです(苦笑)。でも放映の翌日は、深夜の遅い番組にも関わらず、フジテレビのサイトの検索枠の上位に入ることもあり、うれしかったりしました。ただ、放送を続けていると、クレームが多すぎるというのが問題視されまして。これまで「これはフィクションです」というフレーズを最後にしかつけてなかったのですが、最初につけようという話になりました。
地方で放映される時は、CMごとに毎回「これはフィクションです」と入れたんですが、逆に視聴者の方が、フィクション=真実、と取り違えられたみたいで、「これって、本当の話だよね!?」という書き込みが入ったこともありました(苦笑)
――オリジナリティーあふれる番組は、視聴者も待ち望んでいるような気がします。
確かにそうですね。