2014年10月29日 08:00
泥臭い心と"宝箱のような両足"をその身に宿すイケメン・柴崎岳の魅力
をトップスピードで追い抜いて強烈なシュートを一閃(いっせん)。一度はGKにはじかれたものの、こぼれ球が相手に当たってゴールインした。試合後のアギーレ監督は、柴崎を絶賛しながらレギュラー当確を示唆している。
「柴崎はワールドクラスだ。まるで20年も経験を積んだかのようなプレーを見せてくれる。彼はかなり遠いところまで行きつくことができる」。
しかし、好事魔多し。4日後に行われたブラジル代表戦の後半開始早々に柴崎はまさかのトラップミスを犯し、こぼれ球をカウンターで運ばれてFWネイマール(バルセロナ)にあっさりと決められた。
0対4の惨敗につながる失点。高価すぎるほどの授業料を支払った。
○「常にいい影響を与えられる選手」を目指して
力の差を見せつけられたネイマールとブラジルに対して、試合後の柴崎は興味深いコメントを残している。
「ああいう選手がいるチームと対峙(たいじ)することや上回ることを、常に目指していかないといけない。並大抵の成長速度では僕の現役時代の中では対応できないと思うので、自分のトップフォームの期間の中で成長速度を上げながらやっていく必要があると思う」。
その真意を鈴木強化部長は「もっと上のレベルにまで行けるという自信があるのでしょう」