くらし情報『猫の命にかかわる恐ろしい病気。FIPってどんな病気?』

2014年1月14日 11:43

猫の命にかかわる恐ろしい病気。FIPってどんな病気?

治療の目標としては、症状を緩和させてあげることになります。副腎皮質ステロイド製剤や他の免疫抑制剤が使われます。

FIPの猫の多くは1~2カ月で亡くなってしまいます。しかし、中には治療の反応が良く数年間生きる猫も報告されています。そして、高齢でFIPに罹った猫の方が、病態の進行が遅いことが多いです。

○本当にFIPの治療はないか?

FIPは非常にやっかいな病気なので、世界中で多くの獣医師が西洋医学、東洋医学を駆使してFIPの治療法を研究しています。

論文でも、少数の研究でFIPのより良い治療法が報告されています。しかし、症例数が少なかったり、他の研究者が同じ治療法をやってみてもうまくいかなかったりなど、獣医師全体の見解が一致する効果的な治療法は現在のところ報告されていません。


しかし、これらの少数の報告から効果的な治療方法がみつかる可能性もあるので、色々な治療法をチャレンジすることは無駄だとは思いません。

○「FIPの猫が治ったと聞いたのですが?」

「FIPの猫が治ったと聞いたのですが?」。確かに、グーグル等で「FIP治った」と検索するといくつかのページがヒットします。FIPの致死率は非常高いですが、どんな病気でも100%とは断言できないので、治ることもあるかもしれません。

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