2014年11月21日 21:00
進化したCreative Cloudが次に向かう先は? - CCの"生みの親"・Mala Sharma氏に聞く
クリエイティブプロファイルを作った理由として、Sharma氏は「クリエイティブな人々が、場所や時間を問わずにあらゆるデバイスを使って継続的に創作活動を行える基盤を提供したかった」からだと語っている。
Sharma氏は、アドビ製品だけでなく他のアプリケーションを使うユーザーの創作活動も後押ししたいと考え、そのためにCreative SDKを公開したと語った上で、次のように続けた。
「Creative SDKは、長い年月をかけてアドビが築いてきた機能を、外部のツールでも利用できるようにするものです。私たちのツールを使いこなし、ユーザーのクリエイティビティを促進する新しいアイデアを持っているのであれば、ぜひ積極的に利用してほしいと考えています。」
もちろん、同社としても既存の顧客以外のユーザーにCreative Cloudをリーチしたいという思惑がある。しかしそれ以上に、パートナー企業がCreative Cloudの機能を使ってビジネスができるようにすることで、顧客のクリエイティビティを強化する手伝いをしたいという思いが強いとSharma氏は強調した。
○さらなる成長のために解決すべき3つの課題
モバイルアプリが充実し、コラボレーションも強化されて、クラウドサービスとしての新しい価値が見いだせるレベルまで進化してきたCreative Cloudだが、この次の一手としてはどのような拡張が予定されているのだろうか。