2020年6月18日 18:00
城田優、音楽や言葉…コロナ禍で発信続ける思い「誰か1人でも救えたら」
僕と(楽曲アレンジを担当した)UTAくんで作った曲が、一瞬にしてGLAYサウンドに変わり、すごくエモーショナルに。ありがたいなという思いと同時に、GLAYファンだった自分としてシンプルに「おー!!」ってテンションが上がりました。
――6月19日には、自身初のJ-POPカバーアルバム『Mariage』より、平井堅さんの「even if」が先行配信されますが、この楽曲への思い入れを教えてください。
20年ほど前に発売された曲で、当時からすごく聴いていて、感情が揺さぶられる曲だなと感じました。大人っぽい歌詞が印象的で、背伸びしたくなるようなところもあったと思います。普段は明るいキャラでかっこいいとか程遠い感じなんですけど、この歌をカラオケで歌ったときに、同級生の女の子たちの目がハートになっていたのを覚えていて、この曲と僕の声は合うんだなと。そして、大人になってカラオケで歌い、「こんな物語だったんだ」と初めて理解できた時に、さらにこの曲を好きになりました。ほかにもたくさん名曲がある中で、僕としてはこの一択でした。
――確かに、年代によって曲の受け取り方が違いそうですね。
そうなんです。僕自身、当時聴いた時はまだわからなかった切なさが、30代になって理解できるようになり、よりこの曲の魅力を感じたので、じっくりと人生の経験を積めば積むほど深く染み込んでいくのかなと思いますし、今回僕が歌わせていただいて、10代や20代の人たちに魅力を届けられたらいいなと思っています。